境界型人格障害(境界例)とは?

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境界型人格障害とは、Borderline Personality Disorder,略してBPD、ボーダーライン、境界性人格障害、境界例などとも呼ばれる。もともとは精神病と神経症の境界線上の、どちらともいえないケースを指していたが、最近では人格障害のひとつとして定義されている。

人格障害は精神病ではないという説もあるようだが、そもそも正常と異常の境界はハッキリしているのか?という疑問も・・・。

マトモなようで狂ってる、狂ってるようでマトモ。

・・といったところか。

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境界型人格障害(境界例)の症状

典型的な症状については、米国の診断基準(DSM-4)を引用しておく。 以下のうち5つ(またはそれ以上)で示される。


  1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気も狂わんばかりの努力。
    (注: 5)の自殺行為または自傷行為は含めないこと)
  2. 理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式。
  3. 同一性障害:著名で持続的な不安定な自己像や自己観。
  4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの。
    (例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い)
  5. 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し。
  6. 顕著な気分反応性による感情不安定性。
    (例:通常は2-3時間持続し、2-3日以上持続することはまれな強い気分変調、いらいら、または不安)。
  7. 慢性的な空虚感。
  8. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難。
    (例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかをくり返す)
  9. 一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状がある。

鬱病との違い

ちなみに、ひどい鬱(うつ)になることもあるが、本来の鬱病と境界型人格障害(境界例)の場合の鬱状態とはまた別もの。明らかに異なる点は、境界型人格障害(境界例)の鬱は、抗うつ剤が非常に効きにくい、あるいはまったく効果がない、ということ。

さらに言えば、境界型人格障害(境界例)というのは、抗うつ剤に限らず、精神安定剤などの抗精神病薬全般が効きにくい、あるいはまったく効果がない、という傾向にある(経験的に)。

・・・実に厄介なことである。

鬱病なら立派な精神病なので、障害者手帳やら障害者年金やら比較的とおりやすいが、人格障害の場合は精神病ではない?ので、非常に難しい(らしい)。

症状自体は同じ、いや、クスリが効かないうえ治る見込みも少ないという点からすればはるかに重症だと思うのだが、公的には鬱病よりもずっと軽くみられてしまう。

・・・実に理不尽なことである。

境界型人格障害(境界例)の治療法

うつ状態には抗うつ剤、精神錯乱には精神安定剤、不眠には睡眠薬、といった対症療法のみ。しかし上記にも述べたように薬は総じて効かない。仮に症状は改善されたとしても根本原因は改善されていないので、すぐまたくり返す。

カウンセリングなどは相当な熟練カウンセラーでないと無理、というか危険。まず間違いなくカウンセラーに感情移入し、振り回してしまうことになる。

結局決め手になる治療法はないので、時間が解決してくれるのを待つしかない。年齢とともに丸くなり、社会との折り合いがつけられるようになる(とのこと)。まあ、丸くなるまで無事生きていられればの話だが。

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