弱視者が電子書籍を読んでみた感想

アッシャー症候群との闘い! > コラム

電子書籍を読むための端末として『iPad mini 4』を買うつもりでいたけれど、紆余曲折を経て購入したのはNTTドコモの『dtab d-01G』という1万円ちょっとの安いAndroidタブレット。

画面サイズは『iPad mini』とほぼ同じ約8インチで、値段は数分の一。読書にしか使わないだろうから、これで十分かなと。

電子書籍アプリはソニーの『Reader』を使用。


一番気になっていた文字サイズの変更は、老眼の自分にも読みやすい大きさに調整できたのでよかった。

スマホのように(基本機能として)指を2本タッチして広げる操作によって文字を拡大することももちろん可能だけど、この方法だとページの端が画面の枠からはみ出てしまい、いちいちタッチして上下左右に動かさないと読み進められないのでものすごく大変。

でもReaderアプリの設定から変更すれば画面の枠内にピッタリ収まったままで文字だけを大きくすることができ、上下左右の余白を狭くしたり、行間を広くしたりもできる。

さらに気に入ったのは、背景色を「黒・白・セピア」に変更できること。背景を黒地にすると文字色は白色になり、目に優しくて弱視者にも読みやすくなる。ただし、タイトルとハイパーリンクは青色になり、僕にはほとんど見えない。なぜこんな見辛い配色にしたのか疑問。


8インチという画面サイズは文庫本よりほんの一回り大きい程度で、読書には最適と思われる。

しかし340g(+保護カバー)という重量は長時間読んでいるとやや重たく感じてくる。
※『iPad mini 4』でも300g前後だから大差はない。

これは文庫本の長編小説と同じくらいの重さではあるのだけど、紙の本と違って持てる場所が限られるのがタブレットのつらいところ。うっかり画面やボタンに触れるとすぐに反応してしまうので。


電子書籍にしてよかったと思うのは、老眼でも読めること。そして今まで読書灯なしでは読めなかった暗い場所(夜の蛍光灯下)でも難なく読めるようになったこと。

それとかさばらないこと。何百冊だろうが端末1台で済んでしまうし、ネット環境さえあればいつでもどこにいても買い足せる。

逆によくないと感じるのは、品揃えが少ないうえに単価が高いこと。しかも買っても所有権がないこと。

あと読もうと思ったらバッテリーが切れかかっていたり、枕元に置いておいたら踏んづけそうになったりと、何かと気をつかう。



■あとがき

可能性が広がったという意味でもタブレットは買って正解だったと思います。老眼だからと読書を諦めてしまうのではなく。

最近はスマホの拡大鏡アプリもよく使っていて、商品の成分やら説明書きやらを読んだりしてます。

何事もやってみなければできないままですが、ほんのちょっとしたことができるだけでも生活の質は変わってくるものですよね。

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