老眼の進行と失われゆくもの

アッシャー症候群との闘い! > コラム

老眼を自覚し始めたのは今から2年ちょっと前のこと

だが、悲しいことに確実に進行していると感じる。

スマホやPCの小さな文字はハッキリ見えないことが多くなってきたし、拡大できないページは読む気が失せる。

買い物の際に原産地や原料、素材等を確認するのもままならなくなった。


今一番痛感しているのは…文庫本。

唯一の趣味、ささやかな楽しみとも言える読書が困難になってきている。

とくに最近は老眼×夜盲の相乗効果のせいか、十分な光量(晴天時の昼間の明るさ)がないとまともに読めない。

本は昼間よりも夜中に読みたいことの方が多いのに・・。

仕方がないのでLEDライトを数種類買って試してみたけれど、光が強すぎたり照射範囲が狭かったり均等に拡散しなかったりして扱いづらく、光を当てる場所も頻繁に変えなくてはならず、非常に疲れる。

昼間でも本を離しすぎれば文字が小さくて読みづらいし、近づけすぎれば焦点が合わない。適度な距離を保ち続けることが難しい。

文庫本が普通に読めるのも、おそらくあとわずかの期間だろう。

趣味も苦痛を感じるようではもうだめだ。


もちろん、拡大読書器があることは知っている。

しかし文庫本は寝転がって気軽に読めるのが良いのであって、大掛かりな装置にかけてまで読みたいとは(今のところ)思わない。


ちなみに、雑誌も以前は好きでよく読んでいたけれど、最近はめっきり読まなくなった。

なぜなら、ページが大きすぎて狭い視野では全体像が把握できないから。

それに雑誌の場合は文字のサイズや色、始まりの場所が統一されていないことが多く、写真やイラストが多用され、色使い(コントラスト)もマチマチで、見ているだけで目がまわりそうになってしまう。


かくして僕は、様々なものを失いつつある。



■あとがき

なにか別の趣味を探すにしても、目や耳を使うのは駄目だし、お金をたくさん使うのも無理。

できることが限られてると難しいですね。


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