白杖を持つこと

アッシャー症候群との闘い! > コラム

(タダでもらえるので)視覚障害者用の白い杖を2年前から持ってる。

・・・けど、一度も使ったことがない。

っていうか、使い方がわからなかったりする。

単に持ってるだけでも、視覚障害者だってことを周囲にアピールする効果は十分にあると思う。

ただ、持ってるだけじゃぎこちないし、カッコわるい。
(・・・カッコを気にしてる時点でもうダメだけど(笑))

それ以前に、白杖を持つこと自体に、実はかなり抵抗がある。

見た目じゃわからない障害なだけに、障害者になること=障害者手帳を取得することにはほとんど抵抗がなかった。

ところが、白杖を持つことは即ち、「見た目じゃわからない障害者」から「見た目一発でわかる障害者」へ変身するってこと。

しかも、“一瞬”にして。。。

無知な頃の僕がそうだったように、白杖=盲人=全盲っていう固定観念が一般にあると思うので、まだ見えてる状態で使うと変に思われはしないか(例えば、白杖持ってる人が本屋で立ち読みしてたらどう?)とか、偽装だと思われるんじゃないかとか、ジロジロみられるんじゃないかとか、余計なことをいっぱい考えてしまう。

いつも車椅子に乗ってる障害者がある日突然自力歩行してるのを目撃するのと同じくらいの驚きがあり(これは僕が実際に目の当たりにして感じたことで、恥ずかしながら、車椅子=自力歩行不可っていう固定観念があった)、疑念が生じるように思う。

あるときは見た目でわかる障害を羨みながら、いざそうなる(なれる)となれば躊躇してしまう・・・

いつでも変身できるアイテムが手元にあるのに、それを使おうとはしない・・・

・・・なんて勝手で矛盾した心理だろう!!


このような心理的矛盾・抵抗がなくなったときこそが、真の障害受容なのかもしれない。

まだまだ道のりは遠いようだ。。。



■あとがき

固定観念を捨てろ!

既成概念を打ち破れ!

常識を覆せ!

被害妄想を追っ払え!

突き抜けろ!


・・・自分自身へ捧ぐ。


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