視覚障害者と放置自転車

アッシャー症候群との闘い! > コラム

視覚障害者にとって、歩道を歩くうえでもっともジャマで迷惑な障害物は、よく言われていることではあるが、放置自転車である。

普段は点字ブロックを必要としていない僕も、駅前や繁華街など人が多く行き交う場所を歩くときだけは、頼りにしたくなる。

ところが、テレビなどで取り上げられているように、本当に点字ブロックの上に自転車が置いてあることが多いのには呆れてしまう。

単に雑然とたくさん自転車が並んでいるだけでも、十分に迷惑だというのに。

そんな光景を見るたびに僕は激しい怒りをおぼえ、たとえぶつかって自転車をすべて将棋倒しにしたとしても一切気にせず、こんなところに置いておく方が悪い!と開き直るつもりでいる。

それで誰かに何か言われたら、おもむろに身体障害者手帳を懐から取り出し、黄門様の印籠のごとく見せつけてやるのだ(笑)。

嫌味な奴だと思われるかもしれないが、放置自転車の持ち主の方がはるかに悪質で無神経で嫌な奴なのだ。


放置自転車がたくさん並んでいるのは言うまでもなく駅周辺が多いが、それ以外でも、それほどたくさん並んでいなくても、たった1台でも非常に迷惑なケースがある。

それは、店の入口。

ひどい場合には、入口のド真ん前にポツンと1台だけ止めてあったりする。

おそらくその店に買い物に来たのだろうが、無神経にもほどがある。

店の入口周辺が混雑しているわけではないので、もう少し脇の方に寄せるくらいのことはできるはずだが、自分の利便性しか考えていない自己中心的人物には、そこまで考えが至らないのだろう。

思わず、わざとぶつかって倒してやりたくなる(僕がこれほど注意深くなければ、わざとでなくともぶつかっている)。

こんなケースが稀であればまだしも、かなり頻繁に目に付くのが憂慮するところだ。

世の中こんな人間ばかりになってしまったら、障害者は肩身の狭い思いをしなければならなくなる。


■あとがき

前回、前々回と出てきた「ペルシャ絨毯」ですが、どんな感じのものかご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。

ペルシャ絨毯


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